うまくいくコツは想像すること

相手が何を求めているのかを想像する
相手がこのあとどう行動するのかを想像する
それを具体的に思い浮かべて、どこまで形にできるかが仕事でうまくいくコツ

例えば「この資料をまとめておいて」と言われた場合にやることは?

相手にとってどういう状態が"まとめられた"状態なのだろう?
なぜこの資料をまとめたいのだろう?
まとめた資料をどう使うつもりなのだろう?
これらのことを想像すると、出すべき結果がわかってくる

「複数の資料からグラフの形に可視化する」
「その情報を汎化して集約することで、月間の推移を一目でわかるようにする」
「月間推移からもっと上の人への改善提案をするつもりなのだろうから、分析した結果も付与しておく」
など、一本のストーリーを組み立ててから行動にうつすのがポイント

なぜならば、迷ったときの判断基準に使えるからだ
いざグラフを作ろうとしたときに「ここは棒グラフがいいのか・円グラフがいいのか」など必ず迷う場面が出てくる
そのときに「この先改善提案をするにあたって、円グラフにしておいた方が差別化して表現しやすい」とわかれば、自信を持って判断できる

少し話がそれるが、リーダー層は「~だから~だ」という理由を伴った判断が常に必要となる
背景や前後関係をふまえて、論理的に正しい結論を導き
そこを軸にコミュニケーションして物事を決めて進めていき、配下メンバーに指示を出す
これができないうちはメンバーでしかなく、すぐに身につくような簡単な技術ではないからから
このような思考回路を常に練習しておき、"日常の"思考回路につなげておく必要がある

「~だから」の部分をどこまで深掘りできるか、どこまで横に広げられるか
そしてそれをどこまで行動にうつせるか、相手に伝えられるか
これの繰り返しで相手からの信頼を得て、良い関係が築けていける

iPhoneを具現化したスティーブ・ジョブズのように
相手の心の奥底にある無意識の要望に応えられるようになれば
相手は感動して自分を手放さなくなるだろう

続きはまた今度

-想像力