器用貧乏案内人のてらこです。
こちらの記事で「自分に合う仕事の見つけ方」を解説しました。
そこで見つけた「やりたいこと」にどうやったら就けるのか、具体的なキャリア戦略を解説します。
…とはいっても、なにも難しいことはありません。
- やりたい仕事における「求められるスキル」を理解する
- 「求められるスキル」が不足していれば、スキルアップに努める
- 職務経歴書は、「求められるスキル」を基準に記述する
ということです。
具体的な方法は大きく4つです。
やりたい仕事における「求められるスキル」を洗い出す
やりたい仕事に就くために一番重要な観点は、「するべきこと(求められること)」を把握しておくことです。
あなたが「やりたい」と思った仕事でも、需要がなければお金になりません。だれも困っていないのに、「これやります!」と言われても逆に相手を困らせてしまいます。
そもそも仕事の本質は、「誰かの困りごとを助けること」です。
だから、困りごとを解決するために「するべきこと」を洗い出すのがとても重要なのです。
「するべきこと」は、その仕事に対するニーズや役割・解決すべき課題などを探ることで見えてきます。だから、未経験の仕事のことだとちょっと難しいです。
でも、「求められること」と言い換えると、少しわかりやすくなりませんか?
つまり、「求められるスキル」です。

例)飲食業界の方がIT業界のPMOを目指す場合の「求められるスキル」
・ITの基礎知識
・高いコミュニケーションスキル
・プロジェクト管理手法の理解
・課題解決手法の理解 など
すぐに確認できるように、ノートに書き出しておきましょう。
スキルの優先順位を決める
つづけて、現状の自分が「できること(持っているスキル)」を洗い出します。

書き出したスキルについて、優先順位を決めます。優先順位の決め方は、
- そのスキルがないと携われないかどうか
- そのスキルを証明するために、資格が必要かどうか
- そのスキルの希少性
の観点に当てはまるものほど、優先順位を「高」で設定します。

ここまでの実践で、できること・するべきことが明確になっています。

求められるスキルを習得する
優先順位が「高」のもので自分にないスキルがあれば、そのスキルの習得に努めます。
「持っているスキル」だけでまかなえるのであれば、ここはスキップして自分にあう会社を探しましょう。

例)飲食業界の方がIT業界のPMOを目指す場合の「スキルアップ」
・ITの基礎知識 → ITパスポート試験や基本情報技術者試験に合格
・プロジェクト管理手法の理解 → 以下のような参考書で勉強する
・課題解決手法の理解 → 以下のような参考書で勉強する
私は本から学ぶ方が自分のペースで勉強できて理解しやすいため、おすすめは上記のような本になりますが、UdemyやSchoo(スクー)のようにオンライン動画で学ぶ方法も主流です。
Youtubeでも有益な動画はたくさんありますが、やはり有料のものは体系立てて説明されていて、探しやすいメリットもあるため、私はスキルアップにお金をかける方が最短ルートだと考えます。
IT業界は資格があると転職しやすいため、IT業界を希望する方は、ITパスポートだけは必ず取得するようにしましょう。(ないと門前払いです)
やりたい仕事ができる会社を選ぶ
求人サイトや会社の公式サイトから、ピンとくる会社を選びます。
探すときのポイントは
- やりたいことをやっている会社を、できるだけたくさんピックアップする
- 募集要項に書かれているスキルと、前項で洗い出したスキルを比較して、合いそうな会社に絞り込む
です。
何より大事なのは選考を通過することですが、職務経歴書で書くべきポイントは以下のとおりです。
前項までの取り組みができていれば、何を書くか、容易に想像できるのではないでしょうか?
この戦略を進めるにあたり、困ったことがあれば私や転職エージェントなど、他人を頼って進めてください。
うまくいかない理由は、思い込みがあったり、客観的な視点が不足するからです。自分にとっての「当たり前」は、他人から見るとそうではないこともあります。
単なる転職エージェントだけでなく、”自分に気付く”コーチングを利用するのもひとつの方法です。
【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】 では、気付きを促すコーチングを行っています。
実際に動き出すと、やりたいと思っていたことすら、ぼんやりしてしまう時があります。不安からくるものですが、誰だって起こりうるものです。
ひとりで抱え込みすぎず、やりたいことに向かって進んでいきましょう。