転職あれこれ

適当な就活から始まった、わたしのITキャリアの話

2024年11月24日

わこんにちは、てらこです。

わたしの社会人キャリアは、偶然の積み重ねから始まりました。

IT業界に入ったのも、深い志があったわけではありません。
むしろ重視していたのは「東京で働けること」。それが最優先の条件でした。

正直、仕事なんて何でもよかった
・本社が東京にあること
・最終面接が東京で、旅費を出してくれること
・仕事内容が「まぁ嫌いじゃなさそう」なこと

当時は地方に住んでいて、お金もなかった。
だから、こういう現実的な条件で会社を探していました。

就活もそこまで真剣ではなくて、気づけばまわりは内定だらけ。
「そろそろやるか」と重い腰を上げたのは、大学4年の初夏でした。

「みんなと同じ」がどうしても嫌だった
就活スーツ、決まりきったエントリー、就職課…
全部が苦手でした。

女子の定番スタイルだった「襟の開いたシャツ+膝丈スカート」にも抵抗があり、第一ボタンまで留めた普通のシャツとパンツスーツを選びました。動きやすくて最高。

そんな自分ルールで探した企業の中に、ある会社がありました。

家電量販店でのバイト経験があったので、「携帯販売の会社か、馴染めそう」と思って説明会へ。
社長の話を聞いて、「この人、好きかも」と思い、そのまま面接へ進みました。

最終面接は東京。緊張していたけど、地元出身の他2人がしどろもどろだったおかげで、冷静に話すことができて、無事に内定。恵比寿でジーンズを買ったのが、東京の最初の思い出です。

ITキャリアの始まりは「ネットをつなぐ人を手配する仕事」
想像していた携帯販売ではなく、
実際は「パソコンをネットにつなぐための専門家を手配する仕事」でした。

専門用語が飛び交い、何もわからなくて、「ITって無理かも…」と何度も思いました。
でもわたしは、とりあえず勉強して、ついていこうと必死でした。

その姿を見て、まわりの先輩たちが少しずつヒントをくれるようになったんです。

「そこまでわかってるなら、今はこの段階だよ」
「次はこの部分、勉強しておいて」

少しずつ進む道が見えてきて、「やれるかもしれない」と思えるようになりました。

いろんな人がいる東京、いろんな価値観に出会った
・若くしてリーダーになる人
・のんびりしてるのになぜか愛される役員
・「女の武器」でガンガン結果を出す人
・好きなことに没頭して技術を磨く人

東京には、いろんな「あり方」があることを知りました。

わたしはデザインやWebにも興味を持ち、並行して学びました。
でも、日々の仕事が忙しすぎて、自分をコントロールできなくなっていきました。

「自分がやらないとダメ」思考がわたしを追い詰めた
どれだけ時間がかかっても、納得できるところまでやらないと気が済まない。
そんな完璧主義が悪化して、朝まで会社にいることも増えました。

でも、誰にも気づかれないように、早番の人が来る前にそっと帰る。
バレたら面倒ですからね。

「自分がやらなきゃ」という思い込みと、成果が出せない自分。
そのギャップに耐えられなくなって、明け方、置き手紙を残して会社を去りました。

今、わたしが伝えたいこと
これが、わたしのキャリアの始まりです。
立派な理由も、かっこいい成功談もありません。

でも、ここから今の自分につながっています。

だから、声を大にして言いたい。

「人生に失敗はありません。」

あのとき逃げたわたしがいたから、今、踏ん張れているわたしがいます。

つまずいたことがある人も、遠回りしている人も、大丈夫。
ちゃんと意味のある道になります。

この続きはまたそのうちに。

-転職あれこれ