「飲食店に勤めているけれど、給料が安くて上がる見込みもなく将来が不安」
「保育士をやっているけれど、体力が追い付かなくてこのまま続けられるか不安」
そんな方にはIT業界への転職を提案します。
「いやいや、IT業界なんて無理だよ。経験もないし、難しいし、わからないことだらけだから…」
気持ちは痛いほどわかります。わからないことは怖いです。今いる場所から離れるのも怖いです。でもここに書いてあることをやれば大丈夫です。不安なら関連記事を読んでみてください。それでも不安なら私に聞いてください。大丈夫、誰でも最初はできません。不安に負けない心と自分を変えてやるっていう気持ちが一番大事です。ひとりで進むのが怖ければ一緒に進んでいきましょう。
異業種からIT業界へ転職する道すじ
- 自分について棚卸しする。おおよその職務経歴書をつくる
- 転職サイトに登録して面談を受ける。職務経歴書を更新する
- いくつかの会社に応募する。リアルを味わう
- おおむね良さそうな会社が見つかったら本気で応募する
具体的な流れ
1.自分について棚卸しする。おおよその職務経歴書をつくる
- 自分が好きなこと、嫌いなこと
- 得意なこと、苦手なこと
- これまでの仕事で、嬉しかった具体的な実例
- これまでの仕事で、辛かったこととそれをどうやって乗り越えたか
これらのことをノートに書き出して経歴書のフォーマットに当てはめていきます。より具体的なお話は(準備中)。ここは時間をかけてじっくり取り組むことをおすすめしますが、言語化するのに慣れていない方は得意な方に頼みましょう。例えば「箇条書きにしたこれらの情報を、職務経歴書の自己PRの形に書き換えてください」と、AIさんに相談してみましょう。
2.転職サイトに登録して面談を受ける。職務経歴書を更新する
転職サイトに登録し、準備した職務経歴書を登録します。登録や管理が面倒になるため、登録するサイトは1社~3社程度にとどめます。GEEKLY(ギークリー)やGreenなどIT系に特化したサイトがおすすめです。IT業界以外の可能性も考慮するならば、マイナビ転職・ビズリーチ・dodaなどの総合サイトにしましょう。
登録するとエージェントから面談しませんか?とアプローチがきます。基本的に無料相談ですので積極的に利用しましょう。エージェントの質にはばらつきがあるものの、個人の経験だけでなく会社としての実績やサポートもありますので、気軽に会話して業界理解を深めたり、職務経歴書のチェックをお願いします。
3.いくつかの会社に応募する。リアルを味わう
エージェントと面談をするとうざいほどに仕事紹介が始まります。すべてに対して応募する必要はありません。会社情報や募集要項を読んで、気になるキーワードはノートにメモしておきます。まずは幅広く情報収集して、自分の興味と合うものをいくつかピックアップしていきます。気になるキーワードが溜まってくると、自分がどういうところに興味を持っているのか、より具体的にわかるようになります。
気になる会社が見つかれば応募します。書類選考に通らなかったり、面接に通らなかったり、嬉しくない結果が続くこともありますが、未経験なのでそれで当然です。場数を踏んでメンタルを強くしていくことと、職務経歴書をその都度アップデートして最適化していくことが目的です。この際もAIを活用して、その取り組みを職務経歴書に記載していくと、「未経験ながらも積極的に取り組む姿勢」がアピールできますのでぜひ楽しんで使ってみてください。
また、面接まで進むときには以下の点を確認するようにしてください。
- 客先常駐(SES)をメインとしているか
- 社員数が何人で、そのうち客先常駐は何人か
- 客先常駐は商流が浅いのか深いのか
未経験者が狙うところは客先常駐(SES)です。「客先常駐(SES)はやめておけ」という情報がちまたにあふれていますが、私はこここそ未経験者が狙うべき場所であり、スタート地点だと考えています。スタートがどうであれ、まずはIT業界で経験を積まないと日本社会ではうまくやっていけません。最終的には客先常駐(SES)から離れても良いですが、未経験はここを通らずして転職するのは困難です。客先常駐(SES)について詳しくは以下記事をご確認ください。
-
客先常駐(SES)はやばい?メリットを最大限享受する方法
「客先常駐」と検索すると、「やばい」・「底辺」などのネガティブなキーワードが続くことが多く、あまり良い印象がないかもしれません。でもそれってある一定の、片側のみの意見ではないでしょうか?物事には両面があります。デメリット ...
続きを見る
4.おおむね良さそうな会社が見つかったら本気で応募する
場数を踏んで職務経歴書も精査できてきたらいよいよ本格的に応募します。これまでで相当な時間と労力を使ってしまっていると思いますがあと一歩です。もうひと踏ん張りやってやりましょう!
これまでうまくいかなかった面接の経緯も含めて自分を紹介して、熱意を面接者に伝えます。客先常駐(SES)の会社は、スキルよりベースとなる人間性が良い人を採用したいと強く思っています。なぜならばスキルは訓練を詰めば向上させることが比較的容易ですが、遅刻癖があるとか素直に人の話を聞けないなどの人間性はそう簡単に変えられないからです。入社後3ヶ月は研修があり、テクニカルスキルを身に着けさせるという会社もあります。ここでどこまでスキルを身に着けられるかはあなた次第ですが、人間性はあなた独自のものですので、そこを存分にアピールしましょう。面接官もただの人間です。素直にあなたの生の声を伝えてください。大きく見せてもあとで苦労するだけです。
未経験・異業種からIT業界に転職することは簡単なことではありませんが、不可能ではありません。私は33歳で飲食業界から転職した人のサポートをしました。36歳で保育士から転職した人もサポートしました。未経験の新人を独り立ちしてやっていけるようにサポートしました。この経験があるから大丈夫だと断言できます。彼ら・彼女らは「IT業界に転職して本当に良かった」と笑顔で答えてくれました。
最終的なゴールはもっと先にあります。しかし、まずIT業界に転職するという中間地点をクリアできなければゴールにたどり着けません。だから一緒にまず一歩踏み出していませんか?