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自分に合う仕事の見つけ方

2025年1月27日

器用貧乏案内人のてらこです。

「このまま今の仕事を続けてもいいのかな…」という漠然とした不安や

「自分にはもっと合う仕事があるはず!でも、なんでもできる器用貧乏だから、専門的なことはできないし…」と悩むあなたに向けて

自分に合う仕事の見つけ方、を紹介します!

「何のために仕事をするんだろう?」、「私にも天職ってあるのかな?」と考えて、本を読みまくったり、キャリアコンサルタントの勉強をしてきた私が見つけた方法です。

結論は

  • 自分に合う仕事を見つけるためには、行動してから考える

です。

「何をどう行動するの?行動ができたら悩んでないよ…」
「コロコロ仕事変わってたら、社会的に良くないよ。転職できなくなるよ」

そんな批判が聞こえてきそうですが、大丈夫です。私が先頭を走りますので、ついてきてください!

自分に合う仕事は「自分らしく働ける仕事」

自分に合う仕事、つまりそれは「自分らしく働ける仕事」と言い換えできます。

自分らしさを発揮して働けたら幸せです。

でも、「自分らしさ」って難しくないですか?

私は大学時代、友達に「お前には自分がない」と言われてから、ずっと自分探しをしてきました。(強い友達だな…笑)

「自分とは何か」について本を読みまくったし、卒論の研究テーマにもしたし、社会人になってからも自己分析や自己理解をずっと続けました。

そしたら「てらこには自分の核みたいなものがあってかっこいい!」と言われることも出てきました。

でも内心は「そういう自分もいるけど、そうじゃない自分もいるんだよな…」って思うことがありました。

会社の上司に、誰に対してもパワハラレベルに強い言葉を使う人がいましたが、その人は本当は繊細で、心を許した相手には弱音を吐くような方でした。

その上司は「目的達成のためには手段を選ばない人」でしたが、「困っている人に時間を惜しんで教育する人」でした。

矛盾するような二つの形を持っていましたが、私はそれがとても自然なことだと気付きました。

私は「優しい人」だと言われますが、自分に冷たくしてくる人には優しくできません。

だから、自分の評価としては「優しいけど、優しくない」なのです。

優しいときもあれば、優しくないときもある。そんな矛盾のように見える自分は偽りではありません。どっちも「自分」なのです。

つまり、自分というのは変化するものである、ということです。

だから、自分らしさを言葉で表現するのはとても難しいのです。

それでも自分らしさを言葉にするのであれば、「自然体」という表現がしっくりきそうです。

誰かに強制されたり、指示されることなく、自分の感情の赴くままに生きること

それが自分らしさではないでしょうか。

要点

・ 「自分らしさ」とは、好きなように生きること
・ 好きなように働けることが、自分に合う仕事

自分に合う仕事を見つけるには、行動あるのみ!

就職でも転職でも、仕事関係の話題で必ず挙がるのは

自己理解を深めて、自分の適性や才能に合った仕事を見つけよう!

という話。

これは間違いではありません。

しかし、自己理解が100点になったとしても、100%自分に合う仕事が見つかるとは限りません。

なぜなら、自分は変化するから。

「本当の自分」という問いに100点の答えを見つけようとしても、そう簡単に見つかるものではありません。

「本当の自分」が決まるのはあなたが死んだときです。変化がなくなったときに、こういう人だったと決まります。

だから、自己理解にのめりこみすぎるのはやめましょう。それはただの趣味です。

それより大事なのは行動すること。

行動してから、「5年以上続けられる仕事かな?」、「この仕事やっている時間を自分は好きかな?」などと小さな問いを繰り返して、自分を発見していきます。

繰り返しになりますが、状況によって自分は変わるのです。

5年前はつまらないと思っていた仕事が、5年後にはおもしろいと感じる仕事だってあるのです。

だから、頭の中だけで自分のことを知った気にならないでください。

本当に自分に合う仕事は、体験してはじめてわかるものです。

だから行動するしかありません。

要点

・ 自分に合う仕事を見つける公式は、「自己理解を深める」ことだが、それだけではNG
・ 行動が伴わないと本当のところはわからない

かの有名な画家のゴッホ(フィンセント・ファン・ゴッホ)ですら、様々な職を転々としてから画家になっています。

 1. 美術商
 2. 教師
 3. 書店員
 4. 伝道師
 5. 画家

こんな方でも合う仕事を見つけるのに時間がかかったのだから、私たちが一発で合う仕事を見つけるのは無理だと思いませんか?

行動のために必要な自己理解をサクッとやる

好きなことがわかっていて現状を変えたい人は、その自分を信じて行動してみましょう。

変わることを恐れずに進む人が、人生を楽しめます。そういう人の話きくと、かっこいい!と思いません?

好きなことがわからなくなっている人は、サクッと自己理解をやりましょう。

忙しい日々に追われると、自分が何を好きなのか、やりたいのかすらわからなくなってしまいます。

でも、行動のキッカケを作るための自己理解だから、ここに時間をかけすぎる必要はありません。

具体的に方法を提示するので、この点を考えて言語化してみてください。

自己理解で言語化するべき3点

1. 自分が大切にしたいもの

ここでは自分の核を見つけるワークです。

どんなことを大切に思っているのか、あなたの人生のキーワードは何か、を明らかにしていきます。

方法は色々ありますが、私のおすすめは2つ。

① ストレングス・ファインダーを受ける

ストレングス・ファインダー(現在は「クリフトンストレングス」にリブランド)は、「自分だけの特長的な資質」を探るテストです。自己理解業界(?)では有名ですが、私は先輩から本をいただくまで知りませんでした。

本にテストを受けるためのアクセスコードが割り振られています。そのコードを使って、Web上でテストを受けると、詳細のレポートが表示されます。

レポートに書かれている内容と、自分の過去を振り返ってみると、私はとても納得感がありました。ここで使われている言葉がしっくりきたので、転職時の自己PR文にも使ったほどです。

公式サイトでテストアカウントを購入すると4,000円以上します。本を購入してテストを受けるのがおすすめです。

② ChatGPTを活用する

ChatGPTに課金中の私が、自己理解を深めるための対話ツールを作成しました。

Web上に溢れている自己理解のための質問は、ボリュームが大きくてやっているうちに嫌になってしまいませんか?

また、淡々と質問に答えたところで何かフィードバックがあるわけでもなく。。

だから、このGPTでは、極力簡単な対話のみで自分の核を探せるようなツールにしました。

無料アカウントでも使えるので、ぜひやってみてください!

2. これまでの自分の棚卸

過去を振り返って、自分の持ち味や強みやスキル・経験などを言語化します。

ただ振り返るだけじゃもったいないので、職務経歴書の形でアウトプットしてください。

今後、転職をするならこれがそのまま使えちゃいます。

ストレングス・ファインダーを受けると、その内容をふまえて書けることが多いので楽ちんです!

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3. 働くことで何を得たいかの優先順位

仕事観でよく挙げられるのが、やりたいこと・できること・するべきこと(求められること)の三環です。
今自分が何を得たいのか(お金なのか経験なのか自己実現なのか)を明確にすると、どこに比重を置くかが自然と決められます。

「”やりたいこと”の比重が大きくあるべきでしょ?」と思う方、もっと肩の力を抜いてください!

「するべきこと(求められること)やできることに比重があると、自分らしく働けない!」というのは思い込みです。

ここに比重があると、収入が増えることが多いです。

収入を増やすことが一番大事!という時期があってもいいじゃないですか。

なぜ、ここに比重があると収入が増えるのか。それは需要がある場所だから。

たとえば、コロナ渦のときに需要が大きかったのは、PCR検査ができること。

ここに目を付けたのがにしたんクリニックのCMで話題のエクスコムグローバル株式会社という、「イモトのWiFi」ブランドで海外用モバイル通信サービスで有名な会社。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、メインの海外用モバイル通信サービスが苦しみ、代替策として実施されたのがPCR検査だったそうです。提携する医療法人とタッグを組むことで、"できること”の環に入れました。

するべきこと(求められること)・できることに比重を変えたことで、収益が確保でき、新しい道も開けました。

だから、”やりたいこと”ばかりが自分らしさではないのです。

何が得たいかの優先順位が決まると、キャリア戦略が立てやすくなります。

要点

・ 自己理解はサクッと!時間をかけすぎない
・ 「あるべき姿」にとらわれず、素直な心を大事にする

やりたいことがぼんやりでも見えてきたら「行動する」

しつこいですが、大事なことなので何度も言います。

  • 自分に合う仕事が見つかるまで、行動しましょう!

自分に合う仕事が、現状の仕事の延長線上にあるならば、このまま突き進んでください。

現状の仕事の延長線上になければ、転職してください。

意識して先延ばしにするのは構いません。

でも、「違う」と気づいたのなら、今が行動を開始するタイミングです。

「転職の回数が多いと、今後不利になるっていうし…」なんて否定は昔の話です。

転職回数が多い人なりの戦略で臨めば問題ありません。

私も4回転職していますが、5回目は未経験職種・若くない・希望年収高めにも関わらず、あっさり内定をもらえています。

それは、自分のことを自分の言葉で説明し、転職の背景や思いをしっかり伝えられたからです。

転職回数が多いことが問題なのではありません。

転職回数が多いにも関わらず、何も得られていないように見えることが問題なのです。

逃げるように辞める人は面接でわかります。前向きな感じがないし、本気度が感じられないからです。

「前職はこんな経験してこんな風に思いました。これからはこんな経験をしてこんな人生にしたいのです!」と熱く語ってくる人がいて、それが募集要項と合っていたら、採用しようと前向きにとらえられます。

前置きが長くなりました。

転職は「自分の素直な好奇心を満たせる会社」を探してください。

自己理解のときに言語化しているため、割とすぐピンとくるものが見つかるはずです。

必要なら転職エージェントも活用して進めてください。

要点

・ 今の仕事の延長線上にやりたいことがなければ転職!
・ 転職は何度でもできるから安心してください!

「素直な好奇心」に従う

ここまで読んでくれた方、行動し始めたでしょうか?

耳タコでも何度でも言います。

自分に合う仕事を見つけるには、行動あるのみ!

自分らしく生きるというのは、自然体で生きること。

誰かのために生きるのではなく、自分のために生きること。

だから、自分の内なる声である「素直な好奇心」をすくいあげてください。

自己理解も転職も、自分ひとりで難しいなら周りを頼ってください。

それが一番の近道です。

参考文献

道なき未知

道なき未知
森 博嗣 (著)

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RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる
デイビッド・エプスタイン (著), 中室 牧子 (その他), 東方 雅美 (翻訳)

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