こんにちは、てらこです。
先日、30代前半の方からこんな相談を受けました。
「転職回数が多いのですが、これ以上の転職はやっぱり不利ですよね?」
正直に言います。
日本の大手上場企業の中途採用において、転職回数が多いことは、選考で“気にされる”ポイントです。
とくに若手〜中堅層では、書類の段階で落とされることもあります。でも、だからといって「もう終わり」ではありません。
転職の背景が伝われば、話は別です。
重要なのは、単なる「転職歴の数」ではなく、その中身をどう伝えるか。
たとえば、職務経歴書の備考欄などに、以下のように正直に記載することは効果的です。
- 一ヶ月あたりxx時間を超える長時間労働が続いたことで体調を崩し、やむを得ず早期退職となりました。通勤の負担も大きく、継続が難しいと判断しました。
- 入社前に提示された業務内容と実際の業務に大きなズレがあり、上長と話し合いを重ねましたが、当面は異動が難しいとの判断でした。仕事自体を否定するわけではありませんが、より自分の力を発揮できる環境で貢献したいと考え、転職を決意しました。
こうした説明があるだけで、採用側の感じ方は大きく変わります。
「ネガティブなことは書かないほうがいいですよね?」と思う方もいますが、
本当に伝えるべきは、“失敗や困難をどう受け止めて、どう動いてきたか”というストーリーです。
そこに成長や意思が見えるなら、たとえ転職歴が多くても、納得感を持ってもらえる可能性は十分あります。
とはいえ、自分ひとりで書くと主観が強くなりすぎることも。
とくに転職回数が多い方こそ、他者の視点を入れて書類を整えることが、突破のカギになります。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫。不安な方はご相談ください。
一緒に、あなたのこれまでを「価値あるストーリー」に変えていきましょう。