器用貧乏案内人のてらこです。
「このまま今の仕事を続けてもいいのかな…」という漠然とした不安や
「自分にはもっと合う仕事があるはず!でも、なんでもできる器用貧乏だから、専門的なことはできないし…」と悩むあなたに向けて
自分に合う仕事の見つけ方、を紹介します!
「何のために仕事をするんだろう?」、「私にも天職ってあるのかな?」と考えて、本を読みまくったり、キャリアコンサルタントの勉強をしてきた私が見つけた方法です。
結論は
- 自分に合う仕事を見つけるためには、行動してから考える
です。
「何をどう行動するの?行動ができたら悩んでないよ…」
「コロコロ仕事変わってたら、社会的に良くないよ。転職できなくなるよ」
そんな批判が聞こえてきそうですが、大丈夫です。私が先頭を走りますので、ついてきてください!
自分に合う仕事は「自分らしく働ける仕事」
自分に合う仕事、つまりそれは「自分らしく働ける仕事」と言い換えできます。
自分らしさを発揮して働けたら幸せです。
でも、「自分らしさ」って難しくないですか?
私は大学時代、友達に「お前には自分がない」と言われてから、ずっと自分探しをしてきました。(強い友達だな…笑)
「自分とは何か」について本を読みまくったし、卒論の研究テーマにもしたし、社会人になってからも自己分析や自己理解をずっと続けました。
そしたら「てらこには自分の核みたいなものがあってかっこいい!」と言われることも出てきました。
でも内心は「そういう自分もいるけど、そうじゃない自分もいるんだよな…」って思うことがありました。
会社の上司に、誰に対してもパワハラレベルに強い言葉を使う人がいましたが、その人は本当は繊細で、心を許した相手には弱音を吐くような方でした。
その上司は「目的達成のためには手段を選ばない人」でしたが、「困っている人に時間を惜しんで教育する人」でした。
矛盾するような二つの形を持っていましたが、私はそれがとても自然なことだと気付きました。
私は「優しい人」だと言われますが、自分に冷たくしてくる人には優しくできません。
だから、自分の評価としては「優しいけど、優しくない」なのです。
優しいときもあれば、優しくないときもある。そんな矛盾のように見える自分は偽りではありません。どっちも「自分」なのです。
つまり、自分というのは変化するものである、ということです。
だから、自分らしさを言葉で表現するのはとても難しいのです。
それでも自分らしさを言葉にするのであれば、「自然体」という表現がしっくりきそうです。
誰かに強制されたり、指示されることなく、自分の感情の赴くままに生きること
それが自分らしさではないでしょうか。
自分に合う仕事を見つけるには、行動あるのみ!
就職でも転職でも、仕事関係の話題で必ず挙がるのは
自己理解を深めて、自分の適性や才能に合った仕事を見つけよう!
という話。
これは間違いではありません。
しかし、自己理解が100点になったとしても、100%自分に合う仕事が見つかるとは限りません。
なぜなら、自分は変化するから。
「本当の自分」という問いに100点の答えを見つけようとしても、そう簡単に見つかるものではありません。
「本当の自分」が決まるのはあなたが死んだときです。変化がなくなったときに、こういう人だったと決まります。
だから、自己理解にのめりこみすぎるのはやめましょう。それはただの趣味です。
それより大事なのは行動すること。
行動してから、「5年以上続けられる仕事かな?」、「この仕事やっている時間を自分は好きかな?」などと小さな問いを繰り返して、自分を発見していきます。
繰り返しになりますが、状況によって自分は変わるのです。
5年前はつまらないと思っていた仕事が、5年後にはおもしろいと感じる仕事だってあるのです。
だから、頭の中だけで自分のことを知った気にならないでください。
本当に自分に合う仕事は、体験してはじめてわかるものです。
だから行動するしかありません。
行動のために必要な自己理解をサクッとやる
好きなことがわかっていて現状を変えたい人は、その自分を信じて行動してみましょう。
変わることを恐れずに進む人が、人生を楽しめます。そういう人の話きくと、かっこいい!と思いません?
好きなことがわからなくなっている人は、サクッと自己理解をやりましょう。
忙しい日々に追われると、自分が何を好きなのか、やりたいのかすらわからなくなってしまいます。
でも、行動のキッカケを作るための自己理解だから、ここに時間をかけすぎる必要はありません。
具体的に方法を提示するので、この点を考えて言語化してみてください。
自己理解で言語化するべき3点
1. 自分が大切にしたいもの
ここでは自分の核を見つけるワークです。
どんなことを大切に思っているのか、あなたの人生のキーワードは何か、を明らかにしていきます。
方法は色々ありますが、私のおすすめは2つ。
① ストレングス・ファインダーを受ける
ストレングス・ファインダー(現在は「クリフトンストレングス」にリブランド)は、「自分だけの特長的な資質」を探るテストです。自己理解業界(?)では有名ですが、私は先輩から本をいただくまで知りませんでした。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
ジム・クリフトン (著), ギャラップ (著), 古屋博子 (翻訳)
本にテストを受けるためのアクセスコードが割り振られています。そのコードを使って、Web上でテストを受けると、詳細のレポートが表示されます。
レポートに書かれている内容と、自分の過去を振り返ってみると、私はとても納得感がありました。ここで使われている言葉がしっくりきたので、転職時の自己PR文にも使ったほどです。
公式サイトでテストアカウントを購入すると4,000円以上します。本を購入してテストを受けるのがおすすめです。
② ChatGPTを活用する
ChatGPTに課金中の私が、自己理解を深めるための対話ツールを作成しました。
Web上に溢れている自己理解のための質問は、ボリュームが大きくてやっているうちに嫌になってしまいませんか?
また、淡々と質問に答えたところで何かフィードバックがあるわけでもなく。。
だから、このGPTでは、極力簡単な対話のみで自分の核を探せるようなツールにしました。
無料アカウントでも使えるので、ぜひやってみてください!
2. これまでの自分の棚卸
過去を振り返って、自分の持ち味や強みやスキル・経験などを言語化します。
ただ振り返るだけじゃもったいないので、職務経歴書の形でアウトプットしてください。
今後、転職をするならこれがそのまま使えちゃいます。
ストレングス・ファインダーを受けると、その内容をふまえて書けることが多いので楽ちんです!
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3. 働くことで何を得たいかの優先順位
仕事観でよく挙げられるのが、やりたいこと・できること・するべきこと(求められること)の三環です。
今自分が何を得たいのか(お金なのか経験なのか自己実現なのか)を明確にすると、どこに比重を置くかが自然と決められます。
「”やりたいこと”の比重が大きくあるべきでしょ?」と思う方、もっと肩の力を抜いてください!
「するべきこと(求められること)やできることに比重があると、自分らしく働けない!」というのは思い込みです。
ここに比重があると、収入が増えることが多いです。
収入を増やすことが一番大事!という時期があってもいいじゃないですか。
なぜ、ここに比重があると収入が増えるのか。それは需要がある場所だから。
たとえば、コロナ渦のときに需要が大きかったのは、PCR検査ができること。
ここに目を付けたのがにしたんクリニックのCMで話題のエクスコムグローバル株式会社という、「イモトのWiFi」ブランドで海外用モバイル通信サービスで有名な会社。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、メインの海外用モバイル通信サービスが苦しみ、代替策として実施されたのがPCR検査だったそうです。提携する医療法人とタッグを組むことで、"できること”の環に入れました。
するべきこと(求められること)・できることに比重を変えたことで、収益が確保でき、新しい道も開けました。
だから、”やりたいこと”ばかりが自分らしさではないのです。
何が得たいかの優先順位が決まると、キャリア戦略が立てやすくなります。
やりたいことがぼんやりでも見えてきたら「行動する」
しつこいですが、大事なことなので何度も言います。
- 自分に合う仕事が見つかるまで、行動しましょう!
自分に合う仕事が、現状の仕事の延長線上にあるならば、このまま突き進んでください。
現状の仕事の延長線上になければ、転職してください。
意識して先延ばしにするのは構いません。
でも、「違う」と気づいたのなら、今が行動を開始するタイミングです。
「転職の回数が多いと、今後不利になるっていうし…」なんて否定は昔の話です。
転職回数が多い人なりの戦略で臨めば問題ありません。
私も4回転職していますが、5回目は未経験職種・若くない・希望年収高めにも関わらず、あっさり内定をもらえています。
それは、自分のことを自分の言葉で説明し、転職の背景や思いをしっかり伝えられたからです。
転職回数が多いことが問題なのではありません。
転職回数が多いにも関わらず、何も得られていないように見えることが問題なのです。
逃げるように辞める人は面接でわかります。前向きな感じがないし、本気度が感じられないからです。
「前職はこんな経験してこんな風に思いました。これからはこんな経験をしてこんな人生にしたいのです!」と熱く語ってくる人がいて、それが募集要項と合っていたら、採用しようと前向きにとらえられます。
前置きが長くなりました。
転職は「自分の素直な好奇心を満たせる会社」を探してください。
自己理解のときに言語化しているため、割とすぐピンとくるものが見つかるはずです。
必要なら転職エージェントも活用して進めてください。
「素直な好奇心」に従う
ここまで読んでくれた方、行動し始めたでしょうか?
耳タコでも何度でも言います。
自分に合う仕事を見つけるには、行動あるのみ!
自分らしく生きるというのは、自然体で生きること。
誰かのために生きるのではなく、自分のために生きること。
だから、自分の内なる声である「素直な好奇心」をすくいあげてください。
自己理解も転職も、自分ひとりで難しいなら周りを頼ってください。
それが一番の近道です。