そもそもIT企業って何をしているの?
IT企業を大きく分類すると
飲食業界の方からよく言われるのが「IT業界って気になるけど、よく分からない…。よく分からないけど難しいことやってそう」というお話。でも、わたしたちの周りには実はたくさんのIT企業のサービスが使われています。例えば、お店の予約システムや、食材の発注システム、給与管理システムなど。身近なIT企業を大きく分けると、3つの仕事に分類できます。
- アプリ開発:スマートフォンのアプリや、パソコンで使うソフトウェアを作る仕事(例:食べログやぐるなびのようなグルメアプリ)
- システム開発:企業で使う業務システムを作ったり、管理したりする仕事(例:レジシステムや在庫管理システム)
- デジタルサービス提供:インターネットを通じて様々なサービスを提供する仕事(例:オンライン予約サービスやキャッシュレス決済サービス)
IT企業の種類をもっと詳しく見てみると
分野別にざっくりわかりやすく例えると、こんな企業があります。
- SIer(システムインテグレーター):お客様の注文に合わせてシステムを一から作る専門店のようなもの(例:企業専用の給与計算システムの開発など)
- パッケージベンダー:既製品のソフトウェアを提供する、お弁当屋さんのようなもの(例:Microsoft社のWordやExcelなど)
- Web系企業:インターネットサービスを提供する、オンラインショップのようなもの(例:楽天、Yahoo!など)
意外と似ている?飲食とIT業界
実は、飲食業界とIT業界には共通点がたくさんあるのです。どちらもお客様視点とチームワークが大切です。
■お客様目線の重要性
・飲食:お客様の好みや要望に合わせたサービス提供
・IT:ユーザーのニーズに合わせたシステムやサービス開発
■チームワークの大切さ
・飲食:キッチン、ホール、仕込みなど、役割分担して協力
・IT:プログラマー、デザイナー、営業など、専門分野を持つメンバーが協力
■効率化の追求
・飲食:より良い料理とサービスを素早く提供
・IT:より使いやすく、快適なサービスを開発
プログラマーだけじゃない!IT企業で活躍する職種を覗いてみよう
IT企業にはさまざまな職種があります。名称が違うだけで、飲食業界での職種と似ているものが多くあります。
■プロジェクトマネージャー(PM)
店長さんのような役割で、プロジェクト全体の進行管理や調整を担当します
■プログラマー/エンジニア
システムやアプリの料理人さんのような存在で、プログラミング言語を使ってシステムを作ります
■デザイナー
お店の内装や料理の盛り付けを考えるような役割で、使いやすく、見た目の良いデザインを担当します
■営業職
出店交渉や販路拡大を進める役割で、お客様のニーズを聞き、最適な提案をする役割です
未経験でもチャレンジできる?異業種からIT業界への転職事情
IT業界は常に人手不足であるため、未経験者の受け入れに積極的です。採用してもすぐ辞められてしまってはもったいないため、研修を通じてスキルアップを促すなど、各社でさまざまな工夫をしています。簡単には伸ばしにくいスキルと簡単に伸ばしやすいスキルがあるため、簡単に伸ばしにくいスキル(性格・好み・傾向など)…つまり素地となる人間力重視で採用している会社も多くあります。
■研修制度が充実
・基礎から学べる研修プログラムを用意
・先輩社員によるサポート体制も整備
■どの会社でも求められるスキル
・学ぶ意欲と向上心
・コミュニケーション能力
・論理的思考力 ※訓練すれば伸びるスキルです
知っておきたい!IT業界ならではの働き方とメリット
IT業界には、魅力的な働き方が多くあります。環境や場所の影響を受けにくいため、コロナ禍でも業績を伸ばすIT企業が目立ちました。以下は一例ですが、人手不足解消のため、従業員の多様な働き方を推進する企業が増えてきています。
■柔軟な働き方
・リモートワーク
・フレックスタイム制度
・副業・兼業
■福利厚生
・学習支援制度
・資格取得支援
・書籍購入補助
「飲食からIT企業へ転職して感じたこと」を先輩女性に聞いてみた
最初は不安でしたが、転職先は研修制度が充実していて、基礎からしっかり学べました。飲食業界で培った接客力や効率的な作業の進め方が、意外にも役立っています。残業も少なく、プライベートの時間も確保できるようになりました。
(28歳飲食店勤務3年→ IT企業営業職2年目)
別の方になりますが、より詳しくインタビューした記事もありますので、ぜひこちらもお読みください!
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これだけは押さえておこう - IT業界でよく聞く用語集
最後に、よく使われる用語をご紹介します。
- システム開発:コンピュータープログラムを作ること(例:スマートフォンアプリを作るなど)
- クラウド:インターネットを通じてサービスを利用する仕組み(例:GoogleドライブやDropboxなど)
- アプリケーション(アプリ):特定の目的のために作られたソフトウェア(例:LINEやInstagramなど)
- プログラミング:コンピューターに指示を出すための言語を書くこと(例:レシピを書くようなもの)
IT業界は確かに最初は難しく感じるかもしれません。でも、飲食業界で培った経験やスキルは、意外にも活かせる場面が多いのです。何より、未経験者の受け入れに積極的な企業が多いので、興味があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
とはいえ、転職することをそんな簡単に決める必要はありません。決断は極力先延ばしにするのもひとつの方法です。ただし、漠然とした不安を抱えているだけでは何も変わりません。はじめは、自分とは違う景色を見ている人の話を聞いてみるのがおすすめです。ビジネス書を読んだり、IT企業の方の動画を見たり。転職エージェントに話を聞くのも有効的です。"ちゃんとした"転職エージェントであれば、あたなの話をしっかり聞いて、まだ現状が良いと考えられるようであれば、「転職しない方が良い」と言ってくれます。わたしも登録して、転職エージェントの方とお話をして、転職するのをやめたことがあります。納得して決められたのでスッキリしました。
転職エージェントは有名どころからニッチなところまで、たくさんの会社が存在します。IT企業への転職を考えているのであれば、ITのことを中心にやっている会社が良いです。デパートでお肉を買ってもいいですが、肉屋で肉を買った方が良い気がしませんか?多数ありすぎて選べませんが、一例として紹介します。未経験のITに特化したエージェントです。
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